いただきますプロジェクト

いただきますプロジェクト 

「おいしさ」をつくるときに見えること、
「おいしさ」を感じるときにわかることはたくさんあります。

つくる・食べる・伝える人が、食を通して未来を考える。私たちはそのような小さな
きっかけの場を創造するプロジェクトです。

EVENT

いただきますプロジェクトが主催またはメンバーが主催する取り組みを紹介します。
 

農と食の未来を築くフォーラム in 沖縄県 今帰仁村

TALK&TABLE

20160912-0913


 
沖縄本島・今帰仁で豚を飼育している高田さん他今帰仁村の生産者といただきますのシェフらが、食と農業について語る「食と農の遺産」をテーマにフォーラムを開催予定です。今回の企画は、今帰仁村役場といただきますプロジェクトの共催となります。Casa Brutusで一部一般の読者の皆様の特別来場を募集しておりましたが、申し込みはすでに締切となりました。当日の様子は、Instagramアカウント、Facebookなどでご報告してまいります。お楽しみに!
 

Reborn-Art Dining in 宮城県 石巻

TABLE

20160729-0731


 
プロジェクトメンバー目黒浩敬が、「Reborn-Art DINING」で統括を務めます。牡鹿半島を見渡せる雲雀野の埠頭を舞台に、この時だけ現れるプレミアムな野外レストラン。食事のテーマは、『伝統と革新』。舞台となる東北の地で、先人たちが伝えてきた、その土地の思想や文化、精神性を表現したい。一方で歴史を紐解くだけではなく、我々が「今」感じていることを、「未来」へ繋がなければならない。この想いに共感した食のスペシャリストが全国から集結します。伝え続けることの大切さと、新たなものを革(あらた)める始まりの力を感じてください! 

 

安全で美味しいチーズが食卓に並ぶまで in 青森県 弘前

LEARN&TABLE

20160717


 
プロジェクトメンバー笹森通彰が主催する、青森初のいただきますプロジェクトが開催されます。酪農の現場で乳搾りをして「いただく」牛乳が生産、加工されて食卓に並ぶまでのかを、まる1日かけて学ぶイベントです。
 

いただきますプロジェクト発足フォーラム in 山梨県 清里

TALK&TABLE

20140707


 
今から2年前の七夕に、山梨県清里の清泉寮に、全国からシェフや生産者をはじめ、「食」に携わる人々が集い、食の未来を考え、よりよい環境を提案したいとフォーラムが開催され、ロングテーブルでディナーが提供されました。
メンバーは、生産者、シェフ、サービス、インポーターなど食に携わるものたち。食のジャンルや職種の違いを乗り越えで全てのメンバーも「繋がる」ことができました。川手寛康が選んだテーマ「つながり」を表現したディナーの提供を通して、 100人近いゲストの皆さんとも想いを分かち合いました。

 

MEMBER

食のプロであるプロジェクトメンバーそれぞれは、自分なりの「いただきます」の解釈を持っています。「命をいただく 」、「生産者に対する感謝」、「これから口にする料理に関わった人々皆に対する感謝 」など。 個性豊かで、活動している場所も年齢も異なるメンバーには、このプロジェクトへの参加を通して伝えたいメッセージがあります。ひとりではできなくても、メンバーが力を合わせれば…と、本気で信じています。

小規模生産者に光があたる仕組みを作りたい。
食の効率化、画一化への現状の流れに「待った」をかけたい。
日常生活の中での食の重要性を子どもを含めた多くの人に伝えたい。
料理界の劣悪な職場環境を改善したい。
高齢化が進む、第一次産業の現場の危機に対して行動をおこしたい。
後輩の料理界の若者が希望が持てるような料理界にしていきたい。など、様々です。 
ひとつ、ひとつ皆さんの力を借りながら、一石を投じていきたいです。

 

OUR THOUGHTS

それぞれのメンバーが思う「いただきます」

食べ方や飲み方で地球は変わるのです。
そんなの夢みたいとあなたは思うかもしれません 。
でも、いつかあなたも、 私たちと一緒に歩き出してくれることを願っています。


 

山梨のワイン醸造家・岡本英史さんが自身のつくるワインのエチケットに込めたメッセージに共感した日本国内のシェフ、生産者、インポーターらが集い、ともに考える機会をつくろうという思いから2014年7月に山梨県・清里で始まったプロジェクトです。

レストランでお客様と交わす言葉、スタッフとの何気ない会話、仲間とイベントを開催する時の打合せ。日々繰り返されるメンバーの活動の中にも「いただきます・プロジェクト」で集った時間の記憶が、小さなさざ波のように投影されてきました。志のある生産者との持続可能な関係構築、生産者・料理界の担い手の育成、子どもたちや社会の食の教育、そして自然環境への意識。食に携わるプロとして、食を通して未来を築く可能性について考え続けること。
小さなさざ波が運んだ、そんないくつもの種をメンバーの思いに共感する方々と育んでいく。
そんな機会をこれからも創造していきます。

 
 

浅野悦男

シェフズガーデン エコファームアサノ 

野菜生産者(1944年生まれ)
「いただきます」という言葉について思うこと。 小生、終生自然に感謝、万物をいただき、穏やかに「終焉」を迎えることだと、思っております。
「いただきますプロジェクト」では、何をするというのではなく、己れのできる事をさせていただきたい、そして残りのエネルギー使い切りたいです。
 
 

石井真介

Sincère

シェフ (1976年 東京都生まれ)
「いただきます」は 言葉を覚えるより前から親に繰り返し教えられてきた、日本独特の素晴らしい表現です。本来はいただく命、それに携わる全ての人に対する感謝の気持ちであるはずが、今では食卓に届く前の大切な過程に直面することが減り、形ばかりの言葉と風習になってしまっているのかもしれません。それを小さな一歩で大きく変えられたら素晴らしいことだとおもいます。僕がフレンチで活躍するシェフたちに憧れてこの世界に入ったように、ただ若い人達の不甲斐なさを憂うのではなく、憧れの存在になれるよう、自分たちが変わる事も必要。それを思い、実現すべくこのプロジェクトに参加しています。誰かに促されてではなく、個々の意志で行動を起こす。 僕にとってはそんなところが大好きなプロジェクトです。
 
 
 

今村太一

シェフズガーデン エコファームアサノ

農業従事シェフ (1972年 福岡県生まれ)
「いただきます」は、自然はもとより携わる全ての事柄への感謝の言葉だと思います。
「身土不二」「わたし達の身体(身)と取り巻く環境(土)は1つ(不二)」、身体と環境は密接な関係にあるという意味。東日本大震災以後、この言葉の意味も「いただきます」の中に強く感じます。例えば、マヨネーズ食べて誰も今、鶏の命を獲ってるって考えてはいないでしょう。食にまつわる様々な問題を、身近に意識させる事で何か少しでも変われるのでは?大人の事情や隔たりも乗り越え、このメンバーなら活動を継続し繋いでいけると思ってます。
 

岩永歩

ブーランジュリ ル・シュクレクール

パン職人 (1974年東京都生まれ)
散々、偉そうな言葉並べて能書き垂れてこの歳まで生きて来ましたが、こんなシンプルで、幼い頃から毎日発してきた「いただきます」という言葉に対して、意味を考え向き合うようになったのは、正直このプロジェクトに参加させていただくようになってから。そんな自分が知った風なこと言えませんが「命をいただく」というような崇高な行為というより、「いただくこと」によって命が継がれていくリレーのような気がしています。難しく考え過ぎず、でもしっかり解釈しながら、このプロジェクトを通じて学び感じていきたいと思います。基本、人の為に人が出来ることなんて、たかが知れてると思ってます。一つの気づきを生むことすら、容易ではありません。
ただ、ここに集うメンバーが提供する「食」というツールは、そのような壁を吹っ飛ばす価値があると信じてます。
なので、壁を吹っ飛ばすようなことがしたいという感じで良いでしょうか。うん、良いですね。あ、時には障子に指で穴あけるみたいな小さなことも挟みつつ。うん、挟みつつ挟みつつ。それらを点で終わらせず、長く広く続けていけたらいいなぁと願っています。
 

岡本英史

Beau Paysage

栽培醸造家(1970年愛知県生まれ)
バタフライプロジェクトから全ては始まりました。バタフライプロジェクトとは、その食べ物が「誰が、どういう考えで、どのように作られたのか」を、誰でも簡単に分かるようにしようという活動でした。最初はぼくがワイン生産者として補糖に疑問を感じるようになったことから始まります。補糖に使われる砂糖が生産国の自然環境や生産・加工に関わる人々に与えている影響を知って愕然としました。「日本のワイン、おいしいね」と言って飲んでいることが地球の裏側で熱帯雨林の破壊や貧困を引き起こしているとしたら。それまでまったく気にしたことがありませんでした。知らないところで誰かを泣かせたり何かを傷つけたりしていた。でも知ってしまった以上このままではいられない。何か自分にできることはあるだろうか、と考えるようになりました。ワインだけでなく、一つの食品をつくることが自然環境や貧困などとてもたくさんのことにつながっています。
ところが、食品をつくる工程が複雑になり分断され情報が分かりづらくなってしまっているのが現状です。 そこでまずは 「知ること 」 から始めようと思います。
でも本当に必要な情報はすべて生産者が持っています。 ただ今まで生産者は売るために都合のよい情報し か公開しようとしてき ませんでした。
そこで生産者が自 ら消費者にとって必要な情報を公開していきましようという活動を始めることにしました。 もしも 何がいい悪いとか、 誰がいい悪いではな く 一人ひとりが自分の価値観に合うものを選ぶことができるようになったなら。
生産者、消費者という枠を 超えて友人として付き合っていけたなら...。そんな希望を抱きながら最終的に目指すところは、一人ひとりが自分の生活が与える影響をコントロールできるよう にしようというものです。もっと自分らしく楽しく暮らせるように。
 
 

小野寺望

イブキアントールナチュラルクラフト

食猟師 (1967年宮城県生まれ)
ンバー内唯一の一般人で、狩猟や天然野生食材などを採取し食材の育つ背景をシェフ達に伝え、時には個性ある生産者さんも繋いでいます。対外的には、自分が食べる分だけのために狩りをする食猟師と名乗っています。「いただきます」とは...。森羅万象生きとし生きるものすべての営みの中で、日々繰り返される食の連鎖、その中で私たちは自らの糧になってくれた植物や生き物それに携わる者に対しての感謝の表しようであると共に絶対的な矛盾の慈愛であると考えます。
「いただきますプロジェクト」では、日本の気候風土に育まれた自然の恵みと野生食材が持つ食べ物本来の味と姿を「獲る・捌く・調理する・食べる」と言う一連の行為で四季折々をプロジェクトメンバーと共に体現して楽しみたいと思っています...。
それにより発信力や職人としての高い技術があるメンバーが正しく伝えて行く刺激やヒントになれば嬉しいです。
 

川手寛康

Florilèges

シェフ (1978年 東京都生まれ)
「いただきます」とは、その命をみんなで分かち合い、感謝の気持ちを確認する時に発する、大切な言葉だと思います。僕はこのプロジェクトでは、Florilègesでも地道ではありますが、活動している「食育」と「フード・ロス」についてこのいただきますプロジェクトのメンバーたちと一緒に取り組めればな、と思っております。
 

楠田裕彦

メツゲライクスダ

食肉加工職人(1972年兵庫県生まれ)
「いただきます」とは。自分の職業は、食肉を加工するもので、その食肉とは動物、家畜の命を頂戴して保存食にし人間の命を繋いできた。知恵の賜物だと常日頃考えています。大切な命に感謝しそれに向き合いながら、毎日仕事に取り組んでいます。「いただきますプロジェクト」では、飽食の時代で見えなくなっている食材の大切さ、美食だけではなく、食べると言う事を改めて考え、生きる為に繋げないといけないものを、皆さんと共有しながら問題提議に向き合えていけたらと思います。
 

楠田美恵

メツゲライクスダ

サービス(1978年福島県生まれ)
何気なく子供の頃から使っている言葉。「いただきます!」その言葉を聞くと、自然と心の底から感謝とほんのり温かい気持ちにさせてくれます。田舎では良くあるごくごく普通の事、何かのお礼にと近所の農家のおばさんが大量のお野菜を持ってくる。新鮮で採れたてのお野菜、それを食べるとパワーが湧いてくる。人の温もりを感じる。田舎の母が、愛情がこもってからうめんだべと、言う。
その日の夕食に出て来て、「いただきます!」と、
食べる前に思い出すおばさんの顔。しかしながら、あたりまえの日常の中で感謝する事、忙しさで忘れてはいけないと1日1日を大切に思えるようになったのは、大人になってからです。毎日食に本気で向き合っている人、家族の生活の為に愛情込めて野菜や生き物を育てている人、

それに携わっている人。
いただきますプロジェクトを通して人と人とが自然と関わり合いをもちつつ、影響しあい何かを繋げる。ごくごく当たり前の日常から感じとる事の大切さを学んでいきたいです。 

 

小林寛司

villa AiDa

シェフ(1973年和歌山県生まれ)
主体はいのちです。自分たちの健康のため、未来ある子供たちをまもるため。自然の法則を知り、忘れられがちなジイちゃん&バアちゃんの知恵を生かし心豊かに暮らすこと。自然の中で暮らしている私は、庭にある果実の実でコンフィチュールや果実酒を作ります。畑でたくさんとれた野菜は砂糖漬けやピクルス、乾燥させて保存します。夏になるとたくさんのトマトを瓶詰して保存できるようにします。秋には稲を刈り、オリーブを収穫し塩漬けします。あ、今年も夏(秋)が来たと1年という時間を体で感じることができます。食べ物が育つのにかかった時間と関わったすべての人に感謝の気持ちもあります。風土や気候。農家さんや漁師さん。料理をしてくれた人。
ところが、都会で暮らす人が増え、スーパーに行けば世界中の あらゆるものが手に入り食物が持つ時間との関わりを実感することが難しくなってしまっているいるような気がします。忙しさのあまり食事の大切さを考える時間や、食事の時間も少なくなってきているような...。何が豊かか、人それぞれだとは思いますが、こういうのもあるよぉってね...近隣の生産者と共に身近にあるもので「ちょっと今の食生活を変えてみようっかな?」って、きっかけを作りの場を作っていきたいです。都会で生活を送る人を巻き込んで!
 

小林祐巳

villa AiDa

サービス&ソムリエ(1975年大阪府生まれ)
 「いただきます」とは 日本独特のとても美しい言葉だと思います。 食事の度に、植物や生物の命を頂いている感謝や、その素材を育ててくれた方、美味しく料理してくれた方への感謝をたった一言で述べることができます。心から「いただきます」と言えるように、何を、どのように食するのか、プロジェクトの活動を通して、色々考えていきたいと思います。私達のお店は、生産者と飲食店を兼ねていますので、その視点から、他の生産者の方や料理人のかたの橋渡しのようなことができればと思っています。
 

笹森通彰

Osteria Enoteca Da Sasino

シェフ(1973年青森県生まれ)
人は少なからず様々な命を頂いて食事をし、生きています。
心をこめて「いただきます」を。そして豊かな食材を用意してくれた生産者や、食卓を用意してくれた人に感謝を込めて「ごちそうさま」。
当たり前のことですが、気持ちをしっかり込めて声に出すことにより、
意識が生まれ、正しい食の選択ができ、より豊かな食の未来に繋がると信じています。
 
 

手島純也

Hôtel de Yoshino

シェフ(1975年山梨県生まれ)
プロジェクトメンバーとの初回の会議で「いただきますとは?」で激論してた時の事、正直僕はその会話に全く入っていけなかった。なぜなら「いただきます」についてソコまでに深く考えた事が無かったからです。両親が入信していた宗教にて「いただきます」と言う事を禁忌にされていた事も相まってですが、その時の感情はとても衝撃的な感情でした。その時から今に至るまで常に考えてはいますが未だに自分が納得する解を得られていません。ですがこのプロジェクトを通じて会の皆と仕事・会話をする中で少しずつではありますが見えてきました。料理人として「生命」を「いただいて」調理する。当たり前の事ですが当たり前ではない事だと思います。
このプロジェクトの発端とも言える、「食べ方や飲み方で地球は変わるのです」。という岡本さんのBeau Paysageのエチケットに書かれてる言葉。
本当にその通りだと思います。現代日本は「豊か」と言われる事が多々ありますがその豊かさの裏側には、食の世界でも矛盾や歪みが沢山ある様に思えます。
その気づきをいただきますプロジェクトの活動を通して少しで良いと思える方向へ向けていけるのならと切に思います。
 

寺田優

株式会社 寺田本家

日本酒蔵元24代目当主(1973年大阪府生まれ)
世界中を巡る動物カメラマンでしたが、結婚を機に創業340年の自然酒蔵元寺田本家に入り、酒造りを始めました。
夏は米作り、冬は酒造りという暮らしをしつつ、日本の発酵文化の素晴らしさをお伝えするのが自分の仕事。食べるということは他の生き物の生命をいただくこと。そうじゃないと僕らは生きていけないけど、この「命を奪う」という側面のほかに生命力をいただいて、その「命」を繋いでるとも考えられるんじゃないでしょうか。人間がお腹の中のたくさんの腸内細菌と暮らしているような共生関係と同じ。きっと大切なことは、命をいただいた自分がまた社会や地球が良くなるためのお役に立てるようになること。
そして自分自身がハッピーになることを誓うこと。そんな感謝の祈りが「いただきます」かなと今は思っています。
 

生江史伸 

L'Effervesence

シェフ(1973年神奈川県生まれ)
「いただきます」とは、ただ単に「いただく」のではなく、
それに対して「感謝」という心を返してゆく....もらったら、返す。 そういう、エネルギーの受け渡しをいうのではないのかな?と最近思っています。だから、「いただいた」っていう事実じゃなくて、いただき「ます」というコミットメントだとおもうんです。そういう日常を支える「ことだま」なんじゃないかなと、思っています。小規模の生産者さんや、より良い世界を未来に見ている方々と手を組むことで、自分も学び、他の方々にも伝えてゆくというお役に立ちたいと考えています。
 

浜田統之

星野リゾート・星のや東京

シェフ(1975年鳥取県生まれ)
人は人間以外の全ての生き物の命をいただいて生きてます。
動物(牛・豚・鶏)はもちろん植物(野菜・野草)に至るまで全ての食材には命があります。その全ての食材に関して、命を「いただきます」という言葉の意味だと思っています。命を育んでくれた自然への感謝を忘れずに、命の大切さを改めて考えさせられる。僕にとっては毎日使う言葉ですが、より深く考えさせられる言葉です。1人で出来る事には限界があると思います。意志の同じ、同志の集まりが多ければ多いほど出来る事は無限大にあると思う。その同志と一緒に食に関する様々な問題・疑問をぶつけ考えていきたい。また料理人だけではなく、他ジャンルの専門家にも加わっていただき、色々な角度から物事を見ていけることに期待してます。
 

藤巻一臣

グレープ・リパブリック、サローネグループ

GM・ぶどう栽培農家・醸造家見習い (1965年 神奈川県生まれ)
生まれてこのかた数えきれないほど口にしてきた「いただきます」という言葉。この「いただきますプロジェクト」に参加するまで、食を生業にしてきたのにも関わらず、わたし自身たいして深く掘り下げず口にしてきました。「いただきます」を考えはじめた事で、普段から扱ってきた食材やワインに対するわたしの座標が変わってしまいました。そしてわたし自身長年携わってきたレストランというサービス業から農家という一次産業に転身してしまいました。これからも自身の経験を積み上げて「いただきます」の本質を探し続けたいと思います。そして、日本全国で活動している仲間達とともに、食の本質を共有し、日本各地から発信していければと考えています。現在の日本の食に対する意識はわたし達の前の世代が作り上げてきたものを当たり前に受け入れてきました。 これからはわたしたちが自分たちの言葉や行動を発信する。 そして食に対する正しい価値観を次世代に伝えていかなければいけないと考えています。
 

目黒浩敬

Fattoria AL FIORE

料理人&ワイン生産者(1978年福島県生まれ)
人として生きていくために、命をいただくとは…..「生きること」と「命を絶つこと」この2つの言葉には、常に矛盾が生じます。
当たり前かもしれません。そう思ってしまうことは、食物連鎖の中で、常に人が一番上の生態系の中にいると思うからなのです。しかし、私たちは、今この地球の上で生きていることも忘れてはいけません。
生を繋いで、子孫を残す。生命の営みの根本はここです。人は、考える力が優れています。自分たちのために、食料を生産する。流通させる。調理する。食べる。すべてのこの工程には、人のココロというものが介在します。その人に対する敬意や感謝を込めて、「いただきます」という言葉には変えてみたらどうでしょう。いただきますプロジェクトに参加しているメンバーすべての皆さんが、とっても志が高く、各々が描いている理想を実現するために日々切磋琢磨してるので、一緒になって一メンバーとしていられることを、とっても誇りに思います。そんな強い発信力のあるメンバーが、一緒に活動できる機会があれば、もちろんですが、それぞれのメンバーが問題提起する事に対して協力できる人が集まり、メッセージ性の強いイベントや活動にしていけたら良いなと思います。そうする事で、それに影響を受けた各地の人たちの間で草の根的な小爆発が繰り返される連鎖に繋がると思うからです。何よりもそんなスタンスで、継続していくことが、大切なことなんだと思います。
 

湯原大

葡萄酒蔵ゆはら

ワインアドバイザー(1976年茨城県生まれ)
いただきますとは食事をいただく、「いのちをいただく。」という事から
漠然と「いただきます」なんだろうな、程度にしかこのプロジェクトに関わるまでは考えた事がありませんでした。あらためて「いただきます」の言葉のイメージを考えるとまず最初に頭に浮かんだ画は子供の頃の家庭の食卓でした。
家族やパートナーとの暖かで幸せな食卓が「いただきます」を通じて増えると良いなとおもっています。
 

いただきますプロジェクト事務局

 

小川彩

フリーランスエディター・ライター、コーディネーター(東京都生まれ)
食べ物を両手に持って運ぶために、二足歩行をした生き物が人間になった、という説があります。たくさん食べ物を運びたい、食べ物を確保して生きながらえたい、という思いが、両手を自由にし、脳みそを発達させたのでしょうか。人間は食糧を生産する知恵を獲得し、地球上でもっとも効率よく美味しく食べるシステムを獲得したようにみえます...。しかし、そのことで本当に私たちが幸せになったか、そして誰かを幸せにしたか。そう考えると、森羅万象の中のひとつである人間という存在を人間たらしめている魔法のようなことばが「いただきます」かもしれません。食卓で、一緒に食事をしながら、話したり、考えたり。そういう場をつくり、ともに「いただきます」を交わす状況をつくっていくことができればと思います。
 

菊池博文

星野リゾート料飲統括(1965年岩手県生まれ)
ホテル・飲食業界に身を置いてほぼ4半世紀、これまでイタリアンにフレンチ、カフェ、レストランやバンケットそしてウェディング、サービス・ソムリエ・パティシエ・広報と、食に関する様々な事に無我夢中で挑戦して来ました。事務局メンバーとしてサポートするこのプロジェクトの活動や、生業として取組む日々の業務での経験を活かし生まれ故郷の山田町や三陸沿岸・東北の真の復興に貢献する事が私の使命です。これが私の最終的な着地点だと思っています。「いただきます」という言葉は、
「自然」に対する謙虚な姿勢「命」に対して敬意をはらう精神、「人」の丁寧な仕事に対する感謝の気持ち。少しだけでもいいから「いただきます」の持つ意味をみんなが意識し始めれば、きっと「世界」はより良い方向に変わって行くと信じています。

いただきますプロジェクトの仲間と共に、世界中の料理人・生産者・お客様・メディア・教育関係者等の食の世界を創造する仲間達をつなぎ、共感・共振し合う「場」「コミュニティー」を生み出して行く。そして、この先の未来に、より正しい食の環境を、価値観を残して行きたいと考えています。
 
 

柴田泉

フリーランス編集・ライター(1972年東京都生まれ)
 「いただきます」=素材(命)、料理、それらに関わったすべての人に対する「ありがとう」「嬉しい」という感謝の気持ち、そして「しっかりと受け取りました」「無駄にはしません」という責任を伝える言葉だと思います。レストラン業界の横のつながりを中心に立ち上げた「いただきますプロジェクト」。そのメンバー内で共有している問題意識を、より広く投げかけたらどうなるだろう?別の業界のプロと議論したら、何が生まれるだろう?
という興味を持って取り組んでいます。 
 

若槻隆裕

株)W ワインインポーター(1975年岩手県生まれ)
「いただきます」という言葉は、食材が育まれる自然環境、植物、生物、食の担い手、そして自分のために美味しく料理してくれた人への感謝と考えています。「いただきますプロジェクト=食について考える、食の未来を創るプロジェクト」 と理解しておりますが、自分が扱わせていただいているワインは、食事と切っても切れない関係。いただきますプロジェクトに集う食材の担い手(農家、漁師、猟師、流通)、ワイン,お酒の造り手、そしてパン職人、シャルキュトリー職人、料理人、サービスマン、書き手と一緒にテーブルを囲み食事をしていると、様々な情報が行き交います。食の現状、環境のこと、伝統食材、調味料の製法や違い、生産農家やレストランの現状、ワインの話。話題や課題は多岐にわたり、なかなか収拾はつきませんが、自分がこのプロジェクトでできること、したいことは皆さんと一緒に自然について知ること、食について考えること、そして残していきたいものと付き合って未来への1票を入れることだと思っています。 代々木公園西のW 東京事務所では、10名ほどの規模でキッチンを囲んで理解を深めるワークショップを進めています。
 
 
 

横田益宏

ル・シュクレクール(1980年滋賀県生まれ)
「いただきます」とこの言葉について考えると、思い出されるのは、幼い頃に「いただきます」を、教えてくれた祖母のことです。生きるものへの感謝を、日常のなかの「祈り」として捧げていた姿が、強く印象に残っています。それはまた同時に、私の食の原風景でもあります。...あと余談ですが、女性がお昼休みに、
一人でお弁当などを食べる際、親指にお箸を挟みながら、
小さな声で「いただきます」と言っていたら、好きになってしまうかもしれません。
本当に余談です。
右も左も上も下もなく、志だけが中心点にあり、そこへ四方八方、自由にトゲが突き刺さった集合体だと思っています。いわば、ウニ状態です。その共有している部分を、繋がりから生まれる発信力によって、広く知ってもらい、目にした人へ問いかける、疑問符になりたいです。ウニ。

Facebook

Instagram